こんにちは、ファーストメンタルケアでカウンセラーをしている中谷です。
先日プライベートで山形市七日町にある、うちカフェ&バー「風の吹く丘」のミニコンサート(オープンマイク)にお邪魔してきました。
定期的に開催されているという予約制のオープンマイク。この日の参加者は10名で老若男女・プロアマ問わず、思い思いの音楽を表現されていました。
歌っている方のそれぞれの表情や音色を感じていると、改めて、音楽って、人生って。
「自由」でいいんだよなと思いました。
それぞれの夢や希望、悲しみ、人生観があって
曲が終わるたびに、温かい拍手に包まれる時間。
この温かい拍手で
世界が包み込まれたなら
どんなに素敵だろうか…
と考えていました。
中でもグッときたのが、仙台で主に音楽活動されている「ジャージたばた」さん。
東日本大震災の被災をきっかけに、音楽活動を始められたそうです。
当時、ジャージたばたさんは高校二年生にあがる青春真っ只中というタイミングの最中に被災されました。ライフラインが復旧されず、休校が延長されたり、炊き出しを待つ不安な日々を過ごす中、ラジオで耳にしたのがザ・クロマニヨンズの「ナンバーワン野郎!」という曲だったそうです。
「やることは分かってる 立ち上がる 立ち上がる」(一部歌詞抜粋)
シンプルながらも力強く温かい歌詞と歌声、ロックンロールサウンドが、たばたさんの心に響き、いつか自分もこんな風に人を元気づけられる音楽を作ってみたいと思うようになったそうです。
30代になった今の自分から、当時20代だった自分に贈る メッセージソングです。
「俺から俺へ」 作:ジャージたばた ー歌詞抜粋ー
生きていてくれてありがとう 投げ出さないでいてくれてさ
生きていてくれてありがとう お前あってこその俺だから
俺はお前に一体どう映っているんだろう
立派な大人かあの頃のままか
今は何も見えなかったとしても
お前のおかげで俺30になれたぜ
あの日「生きていてくれた自分」そのものに対して感謝する感覚が私にもあります。
何かを成し遂げたことよりも、何か続けていたことよりも。
あの時、とにかく 生きていてくれたことがありがたいと思っています。
あの時、それを選ばなかったら、今の景色はひとつもないでしょう。
SpotifyやYOUTUBEで、音楽を聴いてひとり癒されるのも素晴らしいですが
直接、目の前で、全身全霊を込めて歌っている人から元気をもらえる感覚はなにものにも変えられない幸せがありました。
心が動く瞬間はありますか?
本音を隠し続けていませんか?
最近笑った瞬間はありますか?
ブログをお読み下さっている方の中には
きっと悲しみのさなかにいる方もいらっしゃるのではないかと思います。
その辛い気持ち
心のうちを安心できる環境でお話してみませんか?
長い人生です。
一人で抱える必要はどこにもありません。
私って
こう思っていたんだ
こう感じていたんだ
その気づきが、明日へ向かう希望の架け橋になります。
今日の あの日の悲しみが、未来への始まりになることもあります。
カウンセリングでそのお手伝いが出来ましたら嬉しく思います。

