HSEという矛盾に向き合う〈チェックリスト〉

外向型のHSPといわれる“HSE”をご存じですか?

HSPは「Highly Sensitive Person」の略であり、
刺激に敏感な“繊細さん”を指す言葉です。

このHSPには「内向型」と「外向型」という2つの分類があり、
外向型HSPのことを“HSE”と呼びます。

HSEは「Highly Sensitive Extroversion」の略です。

「Extoroversion」は「外向型の気質」や
「自分以外のものへの関心」という意味であり、
繊細な性質と社交性を持ち合わせている方がHSEであるといえます。

【月木コラム】HSEの矛盾に向き合う

HSEの方は簡単にいえば「人と関わるのが好き」な繊細さんです。

友達と遊ぶことや人と協力する仕事を好む方が多く、
コミュニケーションが得意な方が多いですね。

人と話すのが好きで、明るい性格やリーダーシップを
とるのが得意などの特徴があります。

ただ、HSEの方も“繊細さん”であることには変わりないため、
刺激を受けすぎると疲れてしまいます。

率先して行動したり、多くの人と関わる場所に飛び込んだはいいものの、
いつのまにかストレスが溜まって動けなくなってしまう場合も…。

HSEの方は「楽しみ」と「疲れやすさ」が共存している矛盾した気質に、
生きづらさを感じてしまうんです。

自分の気質の矛盾と向き合って生活していくためにも、
「社交的」で「疲れやすい」という性質を理解しましょう。

「自分は人が好きだけど疲れやすいところがある」とわかっておくことで、
積極的になりすぎたり交流を広げすぎるのをセーブできます。

疲れを感じ始めたらしっかりと休むことを心がけましょう。

また、HSEを理解してくれる友人や、
一緒にいて居心地のよい人と過ごすのも大切です。

社交的になりすぎているときに「待った」をかけてくれる人や、
話していて楽な人と過ごすことで、
しんどくならずに過ごせるようになりますよ。

社交的で明るく、交友関係を広く持てるのはHSEのよいところです。

疲れて動けなくならないよう上手に休みながら、
コミュニケーションを楽しんでくださいね。

最後に、HSEの簡単なチェックリストを紹介します。

7つ以上当てはまった場合はHSEの可能性があるので、
人との関わりに疲れやすい方はぜひチェックしてみてくださいね。

(※このチェックリストは正式な診断ではなく、
HSEであることを保証するものではありません。)

  • 人と一緒に何かするのが好き
  • イベントやライブなどに行くのが好き
  • 知らない人と仲良くなるのが得意
  • グループのまとめ役になることが多い
  • 文字よりも会話のコミュニケーションが得意
  • 大人数と関わった結果疲れを感じることがある
  • 人と作業するうちに疲れたり飽きたりする
  • 活動的に動いていると疲れて動けなくなることがある
  • 急にやる気を失ってしまい手放したくなることがある
  • 人との関わりを絶ちたくなることがある

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