外向型のHSPといわれる“HSE”をご存じですか?
HSPは「Highly Sensitive Person」の略であり、
刺激に敏感な“繊細さん”を指す言葉です。
このHSPには「内向型」と「外向型」という2つの分類があり、
外向型HSPのことを“HSE”と呼びます。
HSEは「Highly Sensitive Extroversion」の略です。
「Extoroversion」は「外向型の気質」や
「自分以外のものへの関心」という意味であり、
繊細な性質と社交性を持ち合わせている方がHSEであるといえます。
![【月木コラム】HSEの矛盾に向き合う](https://firstcare.site/wp-content/uploads/2024/01/10-1024x576.jpg)
HSEの方は簡単にいえば「人と関わるのが好き」な繊細さんです。
友達と遊ぶことや人と協力する仕事を好む方が多く、
コミュニケーションが得意な方が多いですね。
人と話すのが好きで、明るい性格やリーダーシップを
とるのが得意などの特徴があります。
ただ、HSEの方も“繊細さん”であることには変わりないため、
刺激を受けすぎると疲れてしまいます。
率先して行動したり、多くの人と関わる場所に飛び込んだはいいものの、
いつのまにかストレスが溜まって動けなくなってしまう場合も…。
HSEの方は「楽しみ」と「疲れやすさ」が共存している矛盾した気質に、
生きづらさを感じてしまうんです。
自分の気質の矛盾と向き合って生活していくためにも、
「社交的」で「疲れやすい」という性質を理解しましょう。
「自分は人が好きだけど疲れやすいところがある」とわかっておくことで、
積極的になりすぎたり交流を広げすぎるのをセーブできます。
疲れを感じ始めたらしっかりと休むことを心がけましょう。
また、HSEを理解してくれる友人や、
一緒にいて居心地のよい人と過ごすのも大切です。
社交的になりすぎているときに「待った」をかけてくれる人や、
話していて楽な人と過ごすことで、
しんどくならずに過ごせるようになりますよ。
社交的で明るく、交友関係を広く持てるのはHSEのよいところです。
疲れて動けなくならないよう上手に休みながら、
コミュニケーションを楽しんでくださいね。
最後に、HSEの簡単なチェックリストを紹介します。
7つ以上当てはまった場合はHSEの可能性があるので、
人との関わりに疲れやすい方はぜひチェックしてみてくださいね。
(※このチェックリストは正式な診断ではなく、
HSEであることを保証するものではありません。)
- 人と一緒に何かするのが好き
- イベントやライブなどに行くのが好き
- 知らない人と仲良くなるのが得意
- グループのまとめ役になることが多い
- 文字よりも会話のコミュニケーションが得意
- 大人数と関わった結果疲れを感じることがある
- 人と作業するうちに疲れたり飽きたりする
- 活動的に動いていると疲れて動けなくなることがある
- 急にやる気を失ってしまい手放したくなることがある
- 人との関わりを絶ちたくなることがある