「なにをするにも自信がなく、やる気が起きません」
「他の人と自分を比べてしまって苦しいです」
このように、自分に自信がなく、(自覚の有無にかかわらず)
「自己肯定感の低い方」からの相談を受けることがあります。
実際にはカウンセリングに来る方のほとんどが、
自己肯定感に問題をかかえていることが多いです。
勉強や仕事、対人関係などももちろんですが、
根本的に自己肯定感が低い前提の思考をもつことによって
つらい思いをしながら生活している人はとても多いです。
自分の良さを認めることができないと、
学業や仕事が捗らなくなるだけではなく、
人間関係全般がうまくいかなくなってしまうこともあります。
私自身も過去には、自己肯定感の低さからうまれる思考(とらえ方)の癖によって、
人間関係の構築に対してずっと苦手意識がありました。
自己肯定感を上げたいと考えたとき、
周りにいる「自己肯定感の高い人」がやっている習慣を真似することが
自尊心を高めるきっかけになります。
今回は、自己肯定感が高い人が行っている習慣を3つ紹介します。
参考にしてみてくださいね。
習慣その①:日記をつける
その日にあった出来事を思い出しながら記録し、
「良かったこと」や「努力したこと」を振り返ることで
自分の1日のがんばりを認めることができるようになります。
1日を振り返って「良かったこと」を思い返すことで、
日々の自分がどれだけ一生懸命生きているのか実感し、
前向きに考えられるようになります。
自己肯定感の低い人や悩みやすい人は、
「こんな悪いことがあった」「こんな酷いことを言われた」といった
「ネガティブな感情」を優先して記憶してしまうんです。
その日を振り返ることは、
「嫌だったこと」に対してどう思ったか、
どうすればいい方向に考えられるかを
じっくり考える機会にもなるでしょう。
この方法は実際のカウンセリングでも取り入れる手法であり、
継続してトレーニングすることで、
マイナスな認識をプラスに変換(リフレーミング)できるようにもなりますよ。
(すごく便利!)
習慣その②:自分を褒める言葉を口にする
自分自身を褒めるようなポジティブな言葉を口にするのも非常に大切なことです。
やるべきことを達成した後や、
人のためになることをしたとき、
自分の中で「うまくできた!」と思ったときなど、
声に出して自分を褒めることで実感が湧くでしょう。
また、この時できれば「鏡を見ながら」「笑顔で」行うのもポイントです。
自分を褒める時は笑顔になるもの。
幸せで明るい表情を見ることで、
自分の容姿にも自信が湧き、自己肯定感の向上につながりますよ。
習慣その③:SNSに投稿する
現代では誰もが使用するSNSは、
自己肯定感を高めるツールにもなります。
日記のように「今日の出来事」を記録したり、
良いことがあった時に人と共有することで、
「自分の存在や価値を他人に認めてもらえる」という体験につながります。
自分で自分を認めることも重要ですが、
人から認めてもらえることだってとても嬉しいことですよね。
ただし、SNSは使い方によっては
自己肯定感を下げてしまうツールにもなります。
心ない誹謗中傷をされてしまったり、
他人の投稿を見て、自分と比較し、劣等感を抱いてしまうなど
依存したり気にしすぎたりせず、
楽しく自分のためになるような使い方を徹底しましょう。
例:佐々木の使い方→Instagramに食べたものの写真だけを延々と投稿し続ける(いいねなどのリアクションは一切見ない)=「飽きっぽく継続力がない」という自分の短所だと思っている部分を克服するための成功体験になった
今回紹介した習慣は、あくまでも自己肯定感を高めるための一例です。
自己肯定感が低い人は、背景にある過去の経験や
凝り固まった価値観が原因の方もいます。
「色々試してみたけどダメだった」「誰かの力を借りたい」
そんな方は、ぜひ当カウンセリングルームまで、お気軽にお問い合わせ下さい。