“境界性パーソナリティ障害(Borderline Personality Disorder、BPD)”をご存じでしょうか?
人から見捨てられる、拒否されることが嫌で、とてつもなく不安になる
感情的になってしまい、つい人を傷つける言葉を使ってしまう
気分の移り変わりが激しく、「死にたい」と口にしてしまう
このような気持ちや行動が思い当たる方は、もしかしたら境界性パーソナリティ障害の気質を持っているかもしれません。
境界性パーソナリティ障害は、人格障害のひとつです。
本人が辛い思いをするだけでなく、パートナーや恋人、
友人などの人間関係にも支障をきたしてしまうことがあります。
境界性パーソナリティ障害にはこんな特徴があります。
・人から見捨てられることに対する過剰な不安感
・怒り、悲しみをコントロールできない
・相手、他人に対しての気持ちの移り変わりが激しい
・物質乱用、無謀な運転など、危険で衝動的な行動をしてしまう
・自傷行為や自殺をほのめかす言葉を言ってしまう
全ての項目が当てはまるわけではありませんが、このような特徴が強くみられる方は
境界性パーソナリティ障害の気質を持っているかもしれません。
また、メンヘラと境界性パーソナリティ障害の間には一定の関連性が見られますが、
これらは完全に同じものではありません。
- 「メンヘラ」の意味と使用:「メンヘラ」という言葉は、もともと「メンタルヘルス」の略で、精神的な健康問題を抱える人を指していました。
しかし、現代ではこの言葉はインターネットスラングとして、広く精神的に不安定な人や、注意を引こうとする行動を示す人を指すことが多くなっています。
これはしばしばネガティブな意味合いで使用されることがあります。 - 境界性パーソナリティ障害:一方、境界性パーソナリティ障害は具体的な診断基準に基づいて診断される精神障害です。
感情の不安定性、自己像の不安定性、対人関係の問題、衝動的な行動などが特徴です。
言葉の使用には注意が必要で、境界性パーソナリティ障害を含む精神障害に対しては、適切な理解と専門的なアプローチが重要です。
境界性パーソナリティ障害をお持ちの場合、交友関係や恋愛などの対人関係で辛い経験をしてしまう方が多くいます。
孤独になることが恐く、相手を求めすぎてしまったり、心ない言葉をぶつけてしまい
人間関係を何度も何度も壊して、さらに不安や自己嫌悪に陥っていく…。
どうにかしたくてもできなくて、ずっと生きづらさを感じて生活しています。
代表である佐々木もこの性質を持っており、今でも時折、自分の中に名残を感じることがあります。
境界性パーソナリティ障害を克服するには、根気強く自分と向き合っていくことが必要です。
ゆっくり時間をかけ、カウンセリングや心理療法を併用することによって、
相手を傷つけず、自分を大切にできるようになった方もたくさんいます。
これ以上生きづらさに悩み続けたり、自分を傷つけてしまうことがないように、
上手に話せなくても大丈夫ですので、お気軽にご相談にきてくださいね。